ウィッグのナチュラル株式会社

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ウィッグの髪 人毛VS人工毛 更新版

かつらに使われる髪の毛は大きくわけると・・・3つあります。

1・人工毛100%
2・人工毛×人毛 ミックス毛(割合はいろいろ)
3・人毛100%

どれを選ぶのが正しいの?

質問1)3つの髪質で、一番自然なものはどれですか?かつらをつけていることをばれたくないんです。

下の比較写真は弊社の医療用ウィッグ MQ100(人工毛100%) MQ200(人毛30%×人工毛70%ミックス毛) MQ600(人毛100%)をカメラ撮影でフラッシュありの時(太陽光の下)と フラッシュなしの時(室内の照明の下)とで撮影しました。よーく見比べてみてください。

写真を見る限り、艶が一番少ないのは、人毛100%です。一番自然です。人工毛が入ると途端にツヤツヤになります。若い10代20代ならOKですが・・・・年齢が上がれば上がるほど、ツヤツヤの髪のせいで「私、かつら被っています。」となってしまいます。

なぜ人毛と人工毛では艶が違うのか?

これは、人工毛は、根元から毛先まで、太さがどれも均一で、キューティクルといううろこ状の表面のギザギザがないからです。似せて傷をつけてはありますが、それでも人毛ほどの、細かでばらつきのあるギザギザではありません。なので、光があたると、人工毛は強烈に同じ方角に光を跳ね返します。人毛は、ばらつきのある細かなキューティクルと、1本1本太さの違う髪やうねりため、乱反射して艶が出にくいのです。

質問2)購入して半年の人工毛のロングウィッグの毛もつれがひどいのです。どうにか直すことはできませんか?

これは、髪の長さがロングになればなるほど、どの髪質のウィッグも絡みやすくなります。

しかし、人毛の髪は、シャンプー後のトリートメント剤などをしっかりしていただければ、人工毛のウィッグよりは、絡みにくくなります。油分がキューティクルの間に浸透して、滑らかになるからです。

人工毛のウィッグは、キューティクルがないので、シャンプー後トリートメント剤で油分を同じように与えてると、浸透しないので表面がべたべたするため、空気中の埃を吸着して、ブラッシングが難しくなります。その場合、シャンプー後は、衣類の柔軟剤を溶かした液に浸して、さっとシャワーをかける程度で乾かしてみましょう。多少、静電気もおきにくくなり、絡まりも少しは解消する可能性があります。

アイロンが使える耐熱人工毛ならば、アイロンで伸ばしていただくとほんの一時ですが、ストレートに戻ります。しかし、使っているとまたもとに戻ります。非耐熱の人工毛の場合は、絶対にアイロンやドライヤーを使わないでください。髪が一瞬で溶けます。

人工毛が、絡まりがひどくなったら、そろそろ買い替えの時期ですよ。ということです。かつらの寿命は、人毛より人工毛の方がかなり短命なのです。

人毛かつら用トリートメント剤

質問3)他社の人工毛と人毛のミックス毛のウィッグを購入して半年くらいのお客様が、髪が最近キュルキュルとした癖が出てきた。これは人毛が古くなったからなの?もう買い直ししなきゃいけないの?

毎日使って半年くらいたつと人工毛の髪が、静電気が原因で、縮れを起こしてキュルキュルしたような感じになります。人毛はなりません。

人毛×人工毛ミックスは、テカリが人工毛100%より少ないので、購入時に良さげにみえるため少しお値段が高くなってもミックスを購入される方も多いと思いますが、残念ながらこのように、人工毛100%と同じ寿命になるので、コスパ的にはあまりお勧めしないのです。

人毛×人工毛ミックスは、人毛のいいところと人工毛のいいところが、新しいうちは、目立ちますが、古くなると、悪いところが目立つようになります。

お手入れも、熱に弱い人工毛に合わせて行うので、人毛のように高温アイロンやドライヤーやブラッシングを頻繁に使うことが難しく、ヘアスタイルの維持やお直しがむづかしいのが特徴です。人毛と同じように使うと、このお客様の製品のように、早く痛んで、人工毛部分が縮れて寿命が短くなります。

質問4)人毛のウィッグを長く使っていたら、次第にヘアスタイルが広がるようになってきた。どうして?それからどう対処したらいいですか?

自分の髪は地肌から毎日絶えず最高のトリートメントを供給されています。なので、カラーやパーマをかけたことのない、バージン毛は、元気がいいですよね。しかも絶えず新しい髪が常に生えて抜け替わっています。

しかし、かつらの人毛は、それがありません。つまり、内部に蓄えられていた、タンパク質が使っているうちにシャンプーや毛染めパーマなどで、出ていくばかり。しだいにカスカスの乾いた髪になってしまいます。なので、自分の髪より、丁寧にしっかりトリートメントをしてほしいのです。洗い流すタイプのトリートメント剤はもちろん、洗い流さないタイプのトリートメント剤も使ってください。

ヘアが広がって思うようなスタイルをキープできなくなるのは、乾いているからです。保湿が一番大切。

人毛の中身のタンパク質を外から補充することは自宅では簡単にはできませんが、トリートメント剤でコーティングして油分水分を閉じ込めることでだいぶ復活します。ちょっと頑張ってみましょう。もしくは、ナチュラルサロンへ持ち込んで、特別なトリートメントをしてもらうこともできます。シャンプー剤も油分をとりすぎないアミノ酸系の髪に優しいシャンプー剤を使って洗ってください。

質問5)他社(ナチュラルではない)の人毛ウィッグを購入して新しいうちから、シャンプーしたら髪が絡みついて、ブラシを通すのも大変だった。だから人工毛がいいかも。本当はどうなんですか?

他社製のかつら(下の写真)なので、なんとも本当のところは分かりませんが、新品のうちから、髪がすごく絡んで困るというのは、かつらの製作工程で髪の処理を失敗している可能性が大です。

毛がらみ
他社で購入されたお客様のウィッグです。キューティクル処理がきちんとできていないためにまだ2ヶ月の新品なのに毛がらみして、ナチュラル(株)に修理で持ち込まれました。大変残念ですが、こうなったかつらはナチュラル(株)でも修理はできません。

人毛の髪は、キューティクルが上から下方向へついています。工場で、かつら作成時に、ベースネットに髪を結ぶ際に、反対方向のキューティクルが半分出てきますので、ある程度キューティクルを溶かして、表面を滑らかにすることで、逆毛の状況にならないように処理をします。これをちゃんとしていないと、シャンプーでキューティクルが開いた状態の時に、一方向にブラッシングしたら、逆毛を立てるような感じになり絡んでしまいます。その処理が浅いと、このようにシャンプーで途端に絡みつくようになります。

購入したメーカーに、使って悪くなったと言われないようにお早めにおとい合わせ下さい。新品に交換してもらうしかないでしょう。

以前、大手他社で80万円もしたロングの人毛ウィッグが、絡みつきがひどく、自分で手入れができないと、修理で持ち込まれましたが、製品になってしまった人毛の髪のキューティクル処理し直しはできませんでした。

質問6)どの髪質のウィッグが一番長持ちしますか。

結論から話しますと、人毛のウィッグは一番長持ちします。お手入れが行き届いていると、男性のウィッグで髪が短かったのもありますが、弊社のお客様が1個を10年使われたこともありました。これは極端な例ですが、人毛のウィッグは、普通2~3年は使えるでしょう。ちゃんとトリートメント剤をしっかりすることが大条件ですが。

人工毛のウィッグは、化学繊維でできています。アクリルの毛糸のセーターみたく、静電気でちじれが出てきます。なので、ブラッシング、襟足の洋服とのすれ、手で触るくせ、全部、静電気の元です。それにシャンプー時のドライヤ―もとても痛める結果になります。だからと言ってシャンプーしないで、臭いまま使うわけにはいかないのです。

洗い流さないタイプのトリートメント剤 アミノ酸が主成分

質問7)どの髪質のウィッグが一番手入れしやすいですか?

お手入れは、人工毛100%のウィッグが簡単と思う人が多いです。

人工毛100%のウィッグは、ショートヘアならば、シャンプー後、タオルドライした後、、ブラッシングして、自然乾燥をすれば、元通りのヘアスタイルになる場合もあります。なので、高齢者の女性用ウィッグで良く採用されています。シャンプー後のドライヤーやアイロンを使ってスタイリングはできないという人向けです。

しかし、髪の長い人工毛100%のウィッグでは、自然乾燥では、長時間濡れたままのウィッグは、匂いの元になりますので、現実的ではないと思われます。ドライヤーでの乾燥時に、冷風を当てるといいでしょう。熱を入れると、せっかくのカールが取れてしまいます。それでも十数回のお手入れでカールが取れたり、絡んだりします。

人毛100%のかつらは、シャンプーやトリートメント剤、アイロン・ドライヤーの温風OKですので、自毛と同じように手入れができます。気にせず使えるのので、こちらの方が一般的には、お手入れしやすいでしょう。

質問8)結局どの髪質のウィッグを選んだらいいですか?

かつらを被る期間や、予算、それと年齢でウィッグの髪の質を決めてもいいかも知れません。

かつらを使用する期間が半年以上になりそうならば、人毛100%のウィッグをおススメします。

年齢が30歳以上の方は、人工毛のツヤツヤがとても不自然になりますので、人毛100%をおススメします。

予算も大切ですが、40代50代の人が、ミックス毛や人工毛100%を被ると遠くからでも、ツヤツヤでかつらを被っているのが分かるようになります。

人毛も人工毛も品質に差があります。人毛も6ランク 人工毛も4ランクあります。

☆人毛ランク表示

ランク1:全くパーマやカラーを施したことがない、バージン毛で、ストレート、艶がある 手触りがつるつる 10代20代のロングな髪

ランク2:パーマ・カラーはしたことがないが、30代以上の高年齢の髪でややくせ毛や枝毛などあるもの ブラッシング・ドライヤー・アイロンを使っている髪 艶がやや悪い

ランク3:パーマ・カラーを1~2回施した髪、艶がなくなりはじめ、見た目にもパサつきがある状態  ダメージレベル3(美容師さんのプロ用語)

ランク4:パーマ・カラーを3回以上施した髪、ストレートパーマや縮毛矯正1回程度したことがある、くせ毛がある、軋みがひどい パサつきがひどい ダメージレベル4

ランク5:パーマ・カラーを3回以上施した髪、縮毛矯正など強い薬をつかったことが何度もある 水につけると極端に伸びる 軋みがひどい パサつきがひどい ダメージレベル4

ランク6:パーマ・カラー・ホット系パーマ・縮毛矯正などの連用・ハイブリーチなど 水をつけて引っ張るとブチブチ切れる タオルドライでも表面のパサつきを感じる ダメージレベル5

10万円以上する人毛ウィッグは、普通ランク1またはランク2までを使って製作します。が、10万円以下の人毛ウィッグは、ランクの低い髪をカラーしてコーティングをして、新品の時は手触りもよくよさげに見えるものを売っているようです。シャンプー数回で、ごわつき出てきます。

ナチュラル(株)の製品は、全商品ランク1またはランク2のいわゆるレミーヘアーを原料に使っています。たとえ10万円以下の商品でも。

自毛で作るヘアピース

自毛で作るヘアピース

☆人工毛ランク表示

ランク1:日本製耐熱人工毛

ランク2:日本製非耐熱人工毛 韓国製耐熱人工毛

ランク3:韓国製非耐熱人工毛 中国製耐熱人工毛

ランク4:中国製非耐熱人工毛

このランク付けは、弊社のブランド 「naturalkiss ファッションウィッグ」を作る際に 実際に耐力実験を行ってつけたランクです。どこかの企業の実験結果ではありません。

ランクの上位は、耐久性が良くなります。実験では50回以上のアイロンによるスタイルチェンジに、全くびくともしなかったのは、日本製耐熱人工毛でした。

中国製の耐熱人工毛は、見た目はストレートですが、最初から手触りが良くなく、硬い感じがします。しかも艶がありすぎます。表面の処理がほとんどされていないと思われます。しかも1度カールスタイルを付けてから、やり直しすると、前回のカールが少々残って綺麗なチェンジが難しいことが分かっています。

「非耐熱毛」は、どれも70度以上の高温で溶け始めます。工場では、鉄の棒に髪を巻いて、アイロンではなく加温機で低温で時間をかけてカールをつけています。なので、購入後自分でストレートに戻すのは困難です。なのにどうしてどこの国にも「非耐熱毛」があるのか?と思われますが、艶が少ないので、見た目が自然になります。人毛には負けますが。

ファッションウィッグは、町の雑貨屋さんでも数千円程度から買えますが、ランクの低い人工毛を使っているからこんな低価格で作ることができるのです。

弊社の採用している「naturalkiss ファッションウィッグ」の人工毛は、ランク1のある有名日本企業の人工毛を採用しています。お値段は、中国製に比べて十倍以上します。

 

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