ウィッグのナチュラル株式会社

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ウィッグの被り方とお手入れ方法

アンダーネットのかぶり方 ウィッグの装着方法 ウィッグの洗い方 ウィッグの保管方法 ウィッグブラッシングのコツ

 

アンダーネットのかぶり方

全かつら(フルウィッグ)を使用するとき、自毛が多め方やロングヘアの方は、自毛をアンダーネットでまとめるとウィッグを被りやすくなりますので、アンダーネットのご使用をお勧めします。

① アンダーネットを両手で広げ頭からかぶり首の位置まで下ろします。
② ゴムがついている側を下にして、生え際のあたりまでネットを引き上げます。生え際にゴムがしっかりかかるようにすると脱げにくく安定した被り心地を得られます。
③自毛を頭頂部にまとめ、アンダーネットで包み、ネットを前方向に持ってきます。
最後にシングルピンで押さえます。またはフロント部にアンダーネットを挟みこんで留めます。落ちてこなさそうな人はピンは必要ないです。

※まとめた髪がどちらかに偏っていないか?ウィッグをかぶった時に納まりが良くなければまとめた髪の位置を少し動かしてみると良いでしょう。一番髪だまりが良い位置は、あごから対照的な頭頂部のつむじの位置(ゴールデンポイント)あたりに髪をまとめると後頭部の高い位置がふんわりとした格好の良い頭の形になります。

※アンダーネットにすべて自毛を納めても良いですが、ショートヘアからミディアムヘアの場合、自毛の前髪や襟足の髪をアンダーネットから少し出してかつらの髪となじませてほうが、自然な感じになります。自毛が少し出ると、自然な生え際になるのでかつらばれしないコツとなります。

 

 

アンダーキャップの選び方と使用方法

抗がん剤の副作用による脱毛や全脱毛の際は、ウィッグの下にかぶるコットンアンダーキャップを使うのもおすすめです。

ウィッグに頭脂の臭いがつくのを防ぎますし、ウィッグがずれにくくなります。夏場は汗を吸ってくれるので蒸れ感をおさえることにもなります。

ナチュラルではオーガニックコットンの極薄ガーゼ100%で製造した日本製の安心安全なアンダーキャップをご用意しています。

コットンキャップの詳しい説明はこちら

ウィッグの装着方法

① ウィッグをかぶせるまずウィッグのフロントを両手で持ちます。生え際までウィッグのフロントを持ってきます。
※髪量の多い方はアンダーネットをかぶると自毛が納まります。
② 生え際の位置を合わせます。
フロントの生え際の位置の決定が大事です。この位置決めで雰囲気が全く変わります。
初めての場合には、額に指を3本~4本当ててみます。一番下の指位置は眉山の一番高い位置となります。

自然な感じはお好みもありますのでお客様によりケースバイケースで決めてください。
前かがみになってかぶるとつい深くかぶってしまう場合もありますので注意してください。

また男性の部分かつらの場合、額はせまいより広めにとったほうが自然に見えます。ご年齢に合わせて、年配の方になればなるほど、生え際は上のほうがより自然になります。額が狭いとかつらばれをしてしまいます。

③生え際の位置を合わせたらウィッグの縁の内側に指を入れたまま、モミあげの部分まで指を降ろしてウィッグをひっぱります。

※生え際に両面テープを使用されている方は、予め生え際の接着したい部分に、両面テープの片面を接着させておいてください。
そして生え際の位置を合わせた際に、はがし紙を外して両面テープを地肌にも接着させてください。

④次に同じくウィッグの縁の内側に指を入れたまま、指をもみあげ部からえりあし部分に移動させながらかつらを引っ張ります。
そして自毛をしっかりウィッグの中に入れてあげてください。

最後に髪がある方は、もみあげ部分にピンがついている場合はピンを自毛にかませて自毛とかつらを密着させてください。
この時、ピンに挟む自毛の量は少なめでかまいません。ゆるゆるしないようくらいの髪の量をかませておけば一日しっかり落ち着いた位置でずれにくくなります。

※ウィッグの大きさを調整したい場合には、アジャスターにて調整してください(オーダーメイドではアジャスターのないものもあります)

豆知識

ナチュラル(株)の医療用ウィッグ「メディカルクイック」は、フロントともみあげ部に両面テープを貼れる仕様になっています。
髪が全くない、もしくはほとんどない場合、両面テープで頭皮にウィッグをつけるとずれる恐れが少なくなります。

フロント部だけでなくもみあげ部に両面テープを貼るともみあげ部の跳ねが抑えられスタイルが納まり易くなります。

全かつらは、もみあげ部には、生地の中にステンレス線(この線を内側に少し曲げて肌に密着させてください)を使用している場合がほとんどですが、それだけではモミあげ部の浮きや髪の跳ねが抑えられない場合があり、さらに自然に肌に密着させたい場合にお勧めです。

ウィッグの洗い方

ウィッグはだいたい1週間~10日に一度くらいを目安に洗います。
夏場の暑い時期やスポーツで汗をかくと髪が汗を吸ってサラサラ感がなくなってくるので、その時は適時、シャンプーをしてください。
汗がついたまま放置しますと、雑菌でにおいがきつくなります。自分のにおいに似ているため気が付かないことがあるかもしれないですが、他の人からはにおいが気になることがあります。

①水に濡らす前に、ウィッグは必ずブラシでとかしておきます。最初は毛先からブラシを通します。徐々に根元までブラシを通してください。最初から根元近くから無理に髪を梳かそうとすると、引っかかって毛が切れたり抜けたりする原因になります。

それから、ウィッグをブラッシングをしないで、いきなり湯の中に入れると、髪の毛がもつれてブラシでとけなくなり髪が痛みます。

人毛の製品は熱いお湯で洗わず、人肌程度のぬるま湯で洗ってください。
冷たい水で洗うのはおすすめしません。冷水だと汚れやスタイリング剤が取れにくくなります。
※スタイリング剤や汚れでごわごわ感が強い場合は、スタイリング剤を落とすための専用のプレシャンプー剤を使いましょう。

※注意:人工毛(ファイバー)製品または、ミックス毛の製品は、熱で変形するものがあるので、必ず30度以下の水で洗ってください。

②シャンプー剤はナチュラル(株)おススメのシャンプーをオーダーメイドかつらをお買い上げのお客様にはプレゼントしています。それをお使いください。もしくは、アミノ酸系の脱脂力の弱い、髪の毛が痛んでいる人用のシャンプーを使って、お湯の中にシャンプー剤を溶かして洗いましょう。髪の毛はこすり洗いではなく、お湯の中でやさしく押し洗いしてください。

③裏返しして、肌にあたるネット側は、一番汚れていますので、指先で泡をなでつけやさしくなで洗いしましょう。

④シャワーで毛流れに沿って、シャンプーをしっかり流します。裏も同じようにシャンプー剤が残らないようにしっかり洗い流してください。この時に指で髪をとかすようにして流すと毛もつれの原因にならずに洗えます。

⑤人毛ウィッグの髪は、毛根がないので栄養が補給されません。シャンプーの後は、トリートメントで必ず油分の補給のメンテナンスをしてください。洗い流すトリートメントの場合は、5分くらいトリートメントをつけた状態で放置して、なじませます。その後しっかり、シャワーで洗い流します。指で髪を梳かしながら、シャワーするといいです。

※乾いた髪につけて髪を保護する「洗い流さないトリートメント剤」も大変有効です。乾燥が良くないので、「洗い流さないトリートメント剤」でちょうどいいしっとり具合に調節しながら髪の毛を美しい状態にすることができます。

⑥最後に髪を軽く絞って、バスタオルを1枚準備して、ウィッグをタオルで挟んで、ポンポンたたくように水分を抜きます。

 

お手入れの頻度(シャンプー)が極端に少ないと怖いことになる場合があります。

汗やほこりがたくさん付いたままのウィッグは、次にシャンプーをしようと水につけたときに、一瞬で下の写真用のようになった方がいます。ほこりと汗と水分で髪が膨潤して、絡みあい、石綿のように「がちがち」に絡みつくことがあります。そうなると、一瞬にしてウィッグが使えなくなってしまいます。修理も絡みつきの程度がひどい場合、できない場合もあります。下の写真の場合は修理ができませんでした。

上記のようになるのはどこのかつらメーカーでも同じことが起こっているそうです。つまりお手入れを極端に怠って汚れすぎるとこのようなことになるかもしれません。

特に中高生でスポーツをしているようなお子様のウィッグは2~3日で1度はちゃんと洗ってください。大人の何倍も汚れています。

ウィッグの保管方法

ウィッグを無造作に置いておくと、毛先や髪全体に変な癖がついて髪がまとまらなくなってしまいます。
スタイルを維持するために、ウィッグ台に乗せて保管することとお勧めします。夜お休みになるときには、ウィッグ台の上に乗せてお休みください。
ウィッグ台はウィッグの大きさにあったものを選びましょう。
ナチュラルで販売しているウィッグ台は折り畳み可能で軽いので、旅行や出張での持ち運びをするときにも便利です。
ウィッグ台のページへ

ウィッグを長持ちさせるためのお手入れ

ウィッグをかぶったあとは、ウィッグの周囲部分に使用されているウレタンなどの素材部分を中心に、固くしぼったタオルでよく拭きましょう。頭脂をできるだけ拭き取るとウィッグが長持ちしやすくなります。
拭き終わったら、ウィッグ台に載せてできるだけ通気性の良いところにおいてお休みください。
※ウィッグの髪を植えているネットの裏側は、髪がほどけて抜け毛の原因になるので、あまりゴシゴシこすらないようにしましょう。

ウィッグブラッシングのコツ

ウウィッグをとかす場合には、ガイコツブラシ(目が粗く櫛先が丸いブラシ)で、髪がもつれないように一定方向にブラッシングしてください。
ブラッシングのやり過ぎは静電気発生の元や抜け毛の原因になるので、できるだけ最小限にとどめます。とくに人工毛は静電気が発生すると髪が縮れてチリチリになってしまうので注意です。

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