男性用のフルウィッグ(全かつら)で気にしないといけない注意点
春になりました。進学や就職・転勤などをきっかけにウィッグを新調したいと思いますよね。
ウィッグは、古くなると新調した時の差が激しくて、周囲の人の関心や視線を集めてしまうことが怖いので、新しい環境になる時をきっかけに新しいウィッグに替えようと思うのではないでしょうか?
そんな季節なので、せっかく新調するなら、自分に似合っていて、しかも、かつらとばれたくないですよね。
中高年向けの男性用ウィッグは以前「かつらばれしないために気を付けること」を、このブログの他の記事に書いています。そちらをご覧ください。
今回は、学生さんや新社会人、転勤などを経験する比較的若い人を対象(10代~40代)に、医療用かつら(フルウィッグ・全かつら)もしくは、オーダーメイドのフルウィッグの気を付ける点と、ウィッグでも、かっこいい、今時のヘアスタイルにもできることを写真で証明しますので、注文時にこのブログをサロンで見せてご注文ください。
1・お顔(年齢)に似合うスタイル
10代20代なら・・・やっぱりお手本はジャニーズやKpopの人気アイドルの主流スタイル、前髪重めの眉を隠したくらいのマッシュスタイル。これは基本ですね。かわいらしさも10代20代には大事な要素です。これにふわふわのパーマスタイルにするのも、かわいさをUPさせます。




また同じウィッグで、マッシュスタイルから額を見せるセンターパートにアレンジも人気です。ちらりと見える眉頭や額が大人びて少しセクシーさも出ます。
また、職業などでヘアスタイルに制限がなければ、冒険してみましょう。少しワイルドなツイストスパイラルのパーマスタイルもとても人気です。都会的な雰囲気に一気になります。誰もかつらを被っているなんて想像もしません。ツイストパーマをかけた後、ドライヤーで乾かすときに、少しまだ湿り気があるくらいの時に、スタイリング剤を少し指につけて全体に軽くつけると、さらに少し濡れた感が出て素敵です。素人さんでも簡単にお手入れができるので、ナチュラルサロンの美容師さんにセットのコツをしっかり聞いて、おススメのスタイリング剤を購入して挑戦してみましょう。
若さの特権です、ぜひ大人しいばかりの地味なスタイルから、流行りのスタイルに挑戦してみましょう。
30代40代なら・・・ロングレイヤーのビジネススタイルが流行っています。前髪は、片方に流すか、中央で分けるセンターパートもとても人気です。大人なスタイルで素敵ですね。センターパートにすると生え際が自然に見えるか?という疑問も、ナチュラル(株)の医療用ウィッグMQ600は、生え際に肌に溶けむ最新技術の超リアルな地肌「ウルトラソニック」を採用していますので、額に30cmくらい近づいて、じっくり見ないと薄い「ウルトラソニック」のネットを発見することはできません。
ロングで作っておいて、飽きてきたら、カットで短くしてショートレイヤーにすることも可能です。ショートレイヤーは流行に関係なく大人の男にの定番スタイルです。
2・注意点:ウィッグのサイズ選び
もちろん、フルオーダーで作成するときは、お客様の頭の型を作成して作るので、サイズを気にすることはありません。ピッタリが出来上がってきます。
そうではなく、医療用のセミオーダーウィッグMQ600の場合は、S M L と頭囲サイズがありますから、その中で、被った時に一番心地いいものを選んでください。
ウィッグをしっかり被って、頭を大きく前後に倒してみてください。その時に、襟足がずり上がってくるときは、サイズが小さいということになります。
また、指を1~2本はねじ込んで入れられるくらいがいいでしょう。指が入らないほどキツキツでは、長時間被っていられないかもしれません。
抗がん剤治療が今から始まるというような方は、自毛がたっぷり残っている場合は、少しきつめを選んでおきましょう。治療が始まると2週間ほどで髪が抜け始めますと、数センチ頭囲サイズが小さくなります。MQ600の製品は、かつらの襟足部分にアジャスターゴムがついていますので、自分で頭囲サイズを調節できますが、緩めを買ってしまうと、髪が抜けるとぶかぶかになる場合もあります。そうならないよう少しきつめを買っておくといいでしょう。ただし、買うときに、装着後締め付けで頭がいたくなりそうな時は、もう一つ大きいサイズにしましょう。
3・注意点:もみあげ
全かつら(フルウィッグ)の一番気になるところは、やっぱりもみあげです。浮くとかつらばれしやすくなります。もみあげに自毛が少しでも残っている場合は、かつらの下から自分のもみあげを見せましょう。すると、浮いた感じがしなくて自然です。ない人は、もみあげをピタッと張り付けるためにナチュラルのMQ600のもみあげに両面テープを貼って、浮かないようにしましょう。眼鏡はかつらの上からかけてください。

4・注意点:襟足
後頭部と後ろ首の境目あたりの真ん中に少しへこみがあると思います。そこをぼんの窪と言います。ぼんの窪より襟足の髪が長ければ、襟足部分の髪がひっくり返ることがあるのです。後ろに思い切り頭を倒して、その後反対に頭を下に向けてみてください。その時にかつらがひっくり返って髪がピンと跳ねたままになることがあるのです。
ですので、ウィッグの襟足の髪の長さは、ぼんの窪を少し隠す程度の短めがおススメです。長いといつも跳ね上がりを気にしておかないといけません。襟足に手を添えて髪を撫でおろすしぐさをくせになるくらいしないといけません。短めの人も、油断は大敵です。自分では見えない部分ですから、気にしておきましょう。

5・注意点:毛量
医療用セミオーダーウィッグMQ600は、誰にでも使えるように毛量は少し多めに作成しています。お顔立ちによっては毛量が多く感じることもあるでしょう。さらに男性が40代になったら少な目にすることが肝心です。カットで梳いてもらい、年齢やお顔立ちに合うように、毛量を調節しましょう。
6・おしゃれにに仕上げてイケメンになろう!
かつらは、いつものこのブログで、口うるさく語っていますが。。。(笑)お手入れと仕上げが大切です。被ったらおしまいではないのです。
まず清潔にするために夏場の汗をかく時期なら1週間に一度はシャンプーしてください。冬場では、10日一度くらいでいいでしょう。ただし、スタイリング剤を使った場合は、埃がつきやすくなっています。その場合は、3日一度は洗髪しましょう。
ドライヤーやアイロンで、スタイリングをしますが、最初は、慣れないので練習も慣れも必要です。スタイリングオイルや緩めのワックスで今流行りの少しウェットなスタイリングも素敵です。
シャンプー後、ある程度ドライヤーで乾かしてから、自分の頭にかつらを被ってからスタイリングをしていくといいでしょう。
7・番外編 中高年の白髪の全かつら
もちろん、ベーシックなスタイルを注文する方がほとんどですが、番外編として、実際にご注文があった、白髪入りのMQ600で、ツイストパーマをかけてイマドキのイケオジスタイルも可能です。週末の遊びウィッグ、2個目のウィッグにいかかでしょう。